着物を知り尽くした人の終着点ともいわれる黄八丈。そんな着物通を魅了し続ける黄八丈とは、一体どんな着物なのでしょうか?
この記事では、黄八丈とは何か、その歴史から素朴な疑問まで解説し、あわせて黄八丈の買取相場もまとめています。
これを読めば、黄八丈の奥深さや価値を知ることができ、着物の世界がさらに広がることでしょう。
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本場 黄八丈とは
本場黄八丈とは、伊豆諸島の八丈島に伝わる草木染めの絹織物のこと。
まずは、本場黄八丈の歴史や特徴はもちろん、生産工程や着物以外の用途までをくわしく解説します。
本場黄八丈の歴史|東京都八丈島で生産される伝統工芸品
八丈島とは、東京から南へ約300㎞の海に浮かぶ島。その八丈島で古くから伝わる伝統工芸品が本場黄八丈です。
発祥は室町時代と推測され、江戸時代には品質の良さから米の代わりに年貢として納められていました。そのため、「御上御用の黄八丈」と呼ばれ、当時は将軍家と有力な武家大名などごく限られた人しか手に入れられなかったのです。
江戸時代後期、歌舞伎の衣装に鮮やかな山吹色の黄八丈が使われたことで大ブーム。下町女性の着物や男性の半天として庶民にも広がりました。昭和初期には、若い女性の街着として着物と羽織のアンサンブルが流行します。
かつては八丈島の各家庭で女性を中心に黄八丈を織っていましたが、現在では織子は約60人まで減り、平均年齢は65才以上。作り手が減ったことで、なかなか手に入らない稀少なものとなっています。
昭和52年10月21日に国の伝統工芸品、昭和57年12月24日東京都の伝統工芸品に指定されました。
本場黄八丈の特徴と種類|着れば着るほど肌になじみ、味わいが出る高級着物。黄色の他に黒、樺色も
(画像引用:東京都産業労働局)
八丈島固有の風土で育った草木で染められ、古くから伝わる技術で手織りされた黄八丈。その質感はとてもしなやかでしっとりとした風合いで、着てみると肌にふわっと吸いつくような感覚があります。
組が強いため三代着られると言われるほど丈夫で、着れば着るほど肌になじみ味わいが増す黄八丈は、そこにあるだけで絵画のような存在感を放ち、高級な着物として現代でも愛され続けている気の織物です。
また独特な色も黄八丈の特徴を語る上で欠かせません。
本場黄八丈は、八丈島の草木がそれぞれ生み出す色によって、黄色・黒・樺色(鳶色)の三色に分けられ、その三種の糸を縞柄や格子柄に織りあげています。
たった三色という限られた色と言えども、染めの濃淡や格子の大きさ、色の組み合わせでバリエーションは無限大。手織りであることから、同じ色・同じ柄でもそれぞれ何とも言えない個性が感じられます。変色しにくく、洗うごとに色鮮やかさを増していくので、どんどん着たくなってしまいますね。
さらに三色のうち、どの色の比率を大きくするかによって黄八丈、黒八丈、鳶八丈と呼び方を変えることもあります。
黄八丈
黄八丈と言えば、黄金に輝く美しい黄色。山吹の花のように鮮やかな黄色は、黄八丈のシンボルカラーとして有名ですね。
この黄色は、コブナグサ(八丈カリヤス)というイネ科の植物を染料の原料にしています。
コブナクサは秋に収穫し、乾燥させてから煎じて染料を作ります。糸を煮汁に一晩漬け込み翌朝に絞って干すという作業を20回以上繰り返してこの鮮やかな黄色に染めあげるのです。その後、榊や椿の灰汁につけて媒染することで深みのある黄色に仕上げていきます。(灰汁づけ)
原料であるコブナグサは世界中に広く分布していますが、この美しい黄色を生み出したのは八丈島だけ。絶海の孤島という過酷な環境で生きていくために、人々が知恵を絞って完成させた技術なのです。
黒八丈
(画像引用:KOUGEIJAPAN)
黒八丈とは、黒髪のような美しい黒色を主体とした黄八丈のこと。
スダシイ(椎の木)の樹皮を染料の原料としています。
樹齢30年以上の幹の太いスダシイを伐採し皮をはいで、乾燥させてから煎じて染料を作ります。
糸を染料に浸して翌日干すという作業を繰り返した後、糸を泥を付けることによって泥の中の鉄分と染料のタンニンを結合させ、美しい黒色が生まれるのです。(泥付け・鉄媒染)
樹皮は3年は乾燥させ、泥付けも1週間は行い、さらに染めた糸を5年間乾かすので、最も手間暇のかかった貴重な絹織物なのです。
鳶八丈
鳶八丈とは、鳶色(樺色)を主体とした黄八丈のこと。
鳶色(樺色)とは赤みがかった明るめの茶色のことで、濃淡によってさまざまな表情を持っています。
染料の原料はタブノキの樹皮です。樹皮から染料を作り、他の黄八丈同様に浸けては干す作業を繰り返します。
樹皮を煎じるときに樹皮を焼いた灰を混ぜることが特徴で、山桃が熟しきった色を理想として染められています。
本場黄八丈の生産工程|八丈島固有の風土で生まれた丁寧な染めと織り
国の伝統工芸品指定の「本場黄八丈」の要件は下記の通りです。
- 原材料使用する糸は、生糸、玉糸、真綿のつむぎ糸又はこれらと同等の材質を有する絹 糸とすること。
- 染色は、手作業による浸染とすること。
- 染料は、コブナグサ、タブノキ又はシイを原料とする植物性染料とすること。
- 媒染剤は木灰又は泥土とすること。
- 先染めの平織り又は綾織りとすること。
- よこ糸の打ち込みには、「手投杼(シャトル)」を用いること。
黄八丈の生産工程は、染めと織りの二分業制です。
染めの工程には、草木の栽培や伐採など力仕事も含まれるので男性中心に行います。一方織りの工程では、草木の扱いによって手が荒れていては絹織物を傷つけてしまうので、染め作業を行わない女性中心に行います。
染めの工程
(画像引用:八丈島観光協会)
島の草木を収穫および伐採し、長時間煎じて染料を作ります。
糸を染料にたっぷり浸けて一晩、翌日は強い日差しにさらして天日干し。この浸けと天日干しを十数回~二十回以上繰り返すという手間暇をかけて、糸を黄八丈特有の深みのある色に染めあげるのです。
織りの工程
(画像引用:八丈島観光協会)
織り方には大きく平織と綾織があり、もちろん手織りです。
平織とは、縦糸と緯糸を一本おきに交叉させる基本的な織り方ですが、黄八丈の糸は粗が目立ちやすいので熟練した技が必要です。平織の生地は、パリッとつるつるとした風合いがあります。
綾織とは、縦糸と緯糸が交叉する点が斜線状になっている織り方です。綾織の中にも、「まるまなこ」や「めかご」といった織り方の種類があり、黄八丈に伝わる織り技法は100以上あったと言われています。綾織の生地は、光を反射して美しい光沢を持ち、身体に沿うしなやかさが特徴です。
本場黄八丈の作家|東京都無形文化財保持者に認定された、山下め由や山下八百子の「めゆ工房」が有名
(画像引用:八丈島観光協会)
黄八丈作家として有名なのが、山下家の「めゆ工房」。
江戸時代末期、山下与惣右衛門氏の代から黄八丈の生産を始め、将軍家への献上品も担っていたこともある名家です。
その伝統技法は代々受け継がれ、1984年に与惣右衛門氏の孫にあたる山下めゆ氏、1986年にその娘の八百子氏が、東京都の無形文化財技術保持者に認定されました。
現在では、八百子氏の娘の芙美子氏が当主となり夫の誉氏とともに黄八丈の伝統技術を守っています。
黄八丈の中でもめゆ工房の黄八丈は最高級品とされ、ツヤと気品の素晴らしさや絹の風合いは何度触れても感動してしまうほど格別なものです。
黄八丈の着物の他にもネクタイや財布などの小物も人気
(画像引用:八丈島観光協会)
今となっては、稀少で高価となった黄八丈。なかなか手に入らない高嶺の花ですが、それでも黄八丈を楽しみたいですよね。
そのような場合には小物で黄八丈を楽しんでみてはいかがでしょうか?実は、着物以外にもネクタイや財布などにも使われているんです。
八丈島のお土産屋さんや各地のアンテナショップ、ネット通販でも購入することができます。コースターやストラップなど小さなものから、バッグや巾着などのファッション小物まで、さまざまな商品があります。
黄八丈の小物を、和服はもちろん洋服と合わせても、小粋なおしゃれになりますが、人気な分通販ではそれらしい偽物を見かけることもあるので注意が必要です。
黄八丈のQ&A
ここでは、黄八丈についての素朴な疑問をQ&A方式でまとめました。黄八丈を楽しむ上で、参考にしてみてください。
Q.黄八丈の着物を着られる年齢は何歳まで?
A.年齢に制限はない。渋めの黄色を選んだり、鮮やかなものは深い色の帯と合わせましょう
時代劇でよく見られる黄八丈は、町娘が着ていることが多いですね。なので、黄八丈は若い子が着るというイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、黄八丈に年齢制限はないので安心してください。
参考として、20代ならば鮮やかな黄色の黄八丈、30・40代以降なら渋い黄色の黄八丈を選んだり、鮮やかな黄色には深い色の帯と合わせると良いでしょう。
ただし、これらはあくまで年齢によって変わる好みや似合う色柄に合わせた着こなしの一例です。黄八丈のルールとしての年齢制限はありません。
若いかな?と思うぐらいの色の方が案外肌の発色が良く見えるということもありますよ。
Q.黄八丈の着物を着る季節はいつからいつまで?格は?フォーマルな場にも着られる?
A.袷なら10~5月、単衣なら6月・9月の真夏以外に着られる。ただし高価とは言え紬のためあくまでカジュアルな普段着のみ
他の着物と同様に、袷か単衣かの仕立て方によって着る季節がおおよそ決まっています。黄八丈は軽いので袷にしても重くなりません。単衣で軽やかに着こなすのもアリ。
上質な絹のしなやかさや粋な絹ずれの音はフォーマルにもふさわしい気品を放っていますが、黄八丈はやはりカジュアル用の着物。格は大島紬などの紬と同格の普段着なのでフォーマルな場には適しません。
いつもよりちょっと高級なレストランで友人と食事会などのプチフォーマルには、粋な着物として活躍してくれるでしょう。
Q.本場黄八丈とそれ以外の黄八丈の違いや見分け方は?
A.本場黄八丈は艶が控えめで丈夫。基本的には証紙を確認
黄八丈には、八丈島で作られている「本場黄八丈」の他にも、「秋田八丈」「米沢八丈」「十日町八丈」と呼ばれるものがあります。
本場黄八丈は艶が控えめで、コシがあり丈夫なのが特徴。
秋田八丈は、本場黄八丈よりも少し落ち着いた鳶色を中心に用いて独特の渋みがあります。米沢八丈は、つるっとした艶がありややシャリ感のある風合いです。十日町八丈は、しなやかで光沢があります。
(画像引用:経済産業省ホームページ)
いずれにせよ、素人には判別が難しいことがほとんどなので、基本的には証紙を確認しましょう。
組合を経由した本場黄八丈は国の伝統工芸品のため、証紙に伝統工芸品マークや「本場黄八丈」の記載があります。
「めゆ工房」製の黄八丈には工房名と作者名が書かれたシンプルな証紙がはりつけられています。
Q.黄八丈にはどんな柄がある?
A.縞模様や格子模様が一般的
黄八丈には、絣などの技術は伝わっておらず、直線のみで柄を織りなします。
縞模様(ストライプ)や格子模様(チェック)が一般的です。色や目の大きさによっては無地のように見えるものも。
模様の種類も少なく、色は3色しかないにも関わらず、染めも織りも天然素材と手作業でなされるのでひとつひとつに個性が生まれます。
また、平織には「のげ」「べんけい」「ななこ」など、綾織には「まるまなこ」「めかご」「市松」など、織り方にも種類があります。織り方によっても、地紋や風合いが変わるので、黄八丈のバリエーションは無限大です。
実際に黄八丈を見れば、ひとつとして同じものはなく、豊かなバリエーションを感じられるでしょう。
Q.黄八丈に合わせるならどんな帯?
A.光沢のない染の半幅帯や名古屋帯がおすすめ
黄八丈はカジュアル着物なので、光沢のない染めの半幅帯や名古屋帯がよいでしょう。逆に、フォーマル感のある金糸銀糸が入った帯や袋帯は不向きです。
また、本場黄八丈の艶は控えめなので、つるつるした肌ざわりではなく絞りのような凸凹とした帯ともよく合います。
帯の色柄も、黄八丈に合わせて草木染のものを選ぶとよく馴染みます。黒や赤は、黄八丈の鮮やかな黄色に映える定番の色ですね。青や紺などは趣味性が強くなり、個性的な取り合わせとなるでしょう。
それらの色が強すぎるかなといった場合には、黄色になじむような茶系がおすすめです。
黄八丈の買取相場の目安
本場黄八丈の買取相場は、安くても20,000円~、平均70,000~80,000円で、時には100,000円を超えることも。着物の買取相場としては、群を抜いた高価格帯です。
特に黒八丈は高く売れます。作るのにとりわけ時間がかかるのでそもそもの生産数が少ないことと、泥染めによって糸が傷みやすいので保管が難しいことなどから、なかなか市場に出回っていないためです。
さらに、めゆ工房の作品なら100,000~200,000円、山下八百子氏の作品なら500,000円以上の買取価格が期待できます。
本場黄八丈以外の米沢黄八丈や秋田八丈の買取価格は、本場よりも下がります。秋田八丈は生産者の減少や一度生産が途絶えた歴史を持ち稀少性が高いので、10,000円の価格がつくことも。
また、「黄八丈風」とついた着物は黄八丈としての価値はほとんどなく、一般の着物と同じ買取相場となるでしょう。黄八丈ブームの時に大量に作られた歴史があり、現在でも相当数が出回っています。ウールやポリエステルの黄八丈風着物だと買い取ってもらえないこともあるので、要注意。
黄八丈の買取相場
- 買取平均:70,000円~80,000円
- めゆ工房の作品:100,000円~200,000円
- 山下八百子氏の作品:500,000円以上
- 本場以外の黄八丈:~10,000円
- 黄八丈風の着物:素材による(数百円~数千円)
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黄八丈が高価買取されるポイント
着物の中でも人気のある黄八丈ですから、せっかくならできるだけ高く買取してほしいですよね。
高価買取へと近づけるポイントは以下の4点。
- サイズは大きいものの方が高く売れやすい
- シミや汚れがなく保存状態がいいほど価値が高い
- 証紙、落款など着物の価値を証明する付属品は必ず見せる
- 専門の買取業者に見てもらうのが何より大事
知らないと大損する可能性もあるので、買取に出す前にしっかりと確認しましょう。
サイズは大きいものの方が高く売れやすい
サイズについては、大きいものの方が高価買取されます。
というのも着物は着る人に合わせて仕立て直すことが一般的で、仕立て直しの際にもとのサイズより小さくなることがあるため、大きい方が何かと融通がきくのです。
大は小を兼ねる、ということですね。
シミや汚れがなく保存状態がいいほど価値が高い
シミや虫食いについては、表や裏に関係なく、ひとつでもあれば査定価格に影響が出ます。
フリマアプリやネットオークションでの出品だと、シミの有無で買い手がつくかどうかがかなり左右されてしまうでしょう。
できれば染み抜きした状態で出品したいところですが、クリーニングに出せばその分利益がマイナスになってしまうので考えどころですね。
ただしこれはあくまでフリマアプリなどを用いた場合の話。
専門の買取業者では、シミ抜きで取れる汚れかどうかも判断してくれ、それを加味した価格をつけてくれます。よっぽどひどい状態でなければ、買取不可とはなりません。
さらに、対策をしておきたいのが着物のにおい。
長い間、たんすに入れたままだとどうしても湿気がこもり、独特なにおいが発生します。
査定日まで虫干しをして、できるだけにおいを取り除いておきましょう。
証紙、落款など着物の価値を証明する付属品は必ず見せる
(画像引用:ジャパンンシルクセンター) | (画像引用:経済産業省ホームページ) |
証紙や落款は高価買取のキーポイント。
証紙とは、簡単にいうと品質証明書のようなものです。着物の素材や産地、織り方、染め方などが記載され、「この着物は高級品である」と保証してくれます。
証紙が付属している場合は、大切に保管し査定時は必ず提出しましょう。
落款とは、着物作家のロゴマークのようなものです。着物作家には独自の落款(ロゴマーク)を持っている場合があり、着物を手がけた際に「自分が仕立てたものである」と証明するために刻印します。
有名な作家であればその価値を証明することができ、類似品と見分けることもできます。落款はおくみか襟先にあることが多いです。
ただし、ない場合でも即偽物というわけではありませんし、買取してもらえないわけでもありません。保存状態によっては高価買取をねらえるので、あきらめずに買取に出してみましょう。
黄八丈の証紙は組合から発行されたものであれば「伝」の文字のついた「伝統工芸品マーク」や「本場黄八丈」の文字があります。
めゆ工房で作られたものは組合とはまた別なので、伝統工芸品マークはなく「山下め由」「山下八百子」「山下芙美子」と名前が書かれています。
専門の買取業者に見てもらうのが何より大事。できれば複数の業者に見積もりを
着物を売る方法はいくつありますが、高額買取されやすいのはやはり専門の買取業者です。着物専門の査定士は、実績も豊富なので大切な着物を正しく評価してくれ、安く買いたたかれてしまう心配がありません。
買取業者に依頼したい場合、インターネットや電話での査定依頼が簡単です。査定は自宅や店頭宅配などの種類があるので、予定に合わせて選ぶこともできます。
査定価格に同意すれば、その場で買い取ってもらえるので手間もなし。もし買取価格に納得できなくても、査定自体は無料なので損になることはありません。
またできれば一社ではなく複数の業者に査定を依頼するのも、より高く買い取ってもらえるポイントになります。
黄八丈を高価買取してくれるおすすめ買取業者
黄八丈を買取査定してもらいたい場合におすすめの着物買取業者を紹介します。
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公式サイト | 公式サイト |
バイセルは2年連続「出張買取顧客満足度一位」の実績ある着物買取業者。
全国対応の出張買取がメインで、北海道から沖縄まで最短即日で査定をしてくれます。
出張費や査定料は当然無料で、少量の着物でも査定が可能。逆に大量に着物を売りたいときも、着物専用倉庫を持っているバイセルならば無料で引き取ってもらえます。
ただし持ち込み買取の場合、当日持ち込み可能な店舗数は、名古屋栄セントラルパーク店、横浜元町店、有楽町店、東京本社(要予約)の4店舗と少ないので要注意。
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着物10は創業28年の実績ある着物買取店。
買取方法は宅配買取のみで、持ち込みや出張は対応していません。
沖縄と離島以外の全国に、無料の宅配キットを送付してくれるので、段ボールやガムテープなどを自分で用意する必要がない点は便利です。
ただし、無料キットの利用は振袖・訪問着だと1枚から、その他の着物・帯の場合は5点以上からと数量に条件があるので、それより少ないときは自分で箱や梱包材を用意し、着払いで発送しましょう。
査定から入金までは即日のため、なるべく早く宅配買取で現金化したいという人に向いています。
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出張買取:関西、九州圏を除く26都道県 持込買取:78か所 宅配買取:全国 (一部離島除く) |
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受付時間 | 9:00-18:00 年中無休(年末年始除く) |
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店舗数が多いため、大手買取業者に持ち込み買取を依頼したい場合は、ザ・ゴールドがおすすめ。
買取項目が広く、他店では取り扱いが難しい簪や扇子、帯周りの装飾具などの小物も見てもらえます。
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まとめ
着物好きなら誰もが一度は憧れる本場黄八丈。
その手間暇は昔と変わらず、染め、織り両方の洗練された技術が今もなお続いています。
もし自宅に貴重な本場黄八丈が眠っているなら、タンスの肥やしにしてしまったり、不用意に処分してしまったりせずに、着物専門の買取業者に査定し買い取ってもらうことを考えてみましょう。
本場黄八丈は着れば着るほど馴染み鮮やかになるもの。だれか大切に着てくれる人のもとへ届けられるととても素敵ですね。