終活で着物を処分する方法。生前整理するメリットデメリットとは　

近年、自分が生きている間に私物を整理する生前整理・終活を実践する人が増えています。

今回は着物の処分方法や活用方法についてご紹介。思い出の着物や高価な着物であっても、遺族が必要としていない場合、どのように対処すべきでしょうか。

生前整理や終活で「着物」はどうするべき？

生前整理とはその名の通り、生前に自分の私物などを整理することです。自分の体が元気な時に、身の回りの品々を整理します。

遺族が大量の遺品を整理する手間を省くことができる、また遺品整理をする時に見られたくないものがある場合、事前に処分することができるとして、生前整理を考えている人が増えています。

「衣類」は遺品整理で処分に困るものの一つなので、整理しておくのがおすすめ

遺品整理とその処分で困るものの一つとして「衣類」が挙げられます。

捨てることに抵抗があるものの保管の仕方などがわからないという人も多いです。

また、着物は普通の洋服と比べて高価な場合が多いのですが、価値が分からずに安価な値段で売ってしまうことも。

どういった着物なのかわかりやすくしておいたり、誰に譲るかあらかじめ話して置いたり、もしくはできるだけ整理を進めるのがおすすめです。

着物を生前整理で処分するメリット・デメリット

生前整理をすることで、残された家族が遺品整理をするときの負担を減らすことができます。また、自分の気持ち的な面でもすっきりとするでしょう。

一方、着物は着ないだろうと思って処分したところ、「思い出のものだから残しておいてほしかった」「成人式で使いたかった」などのように、家族間でのすれ違いが起きる場合もあります。

そのため、整理は家族などといった周りの人も交えた上で、相談しながら決定した方がトラブルの回避にも繋がります。最終的な判断は自分自身になりますが、第二・第三者のアドバイスを聞く余裕もあった方がいいでしょう。

また、悪徳業者に依頼してしまった場合、クーリングオフ制度を使って買取契約を取り消すことができます。クーリングオフ制度とは、「消費者が頭を冷やして考え直す期間」のことです。契約書面などといった契約の内容を記載した書面の交付日から8日間まではクーリングオフ期間になります。

着物を生前整理で処分する方法

生前整理をしたい着物は、たいていそこそこの量があることが多いです。

これらの着物を生前整理で処分する方法には、いくつか種類があります。

• 生前整理業者に依頼をする
• 寄付をする
• ゴミとして処分する
• 小物や洋服にリメイクをする
• 売却する

ここでは、どのような着物はどのような方法で処分したらいいのか、またメリット・デメリットを交えて紹介します。

生前整理業者に依頼をする

生前整理業者とは、その名の通り生前整理を行う業者のことです。

不要なものは処分し、値段の付きそうなものは買い取ってもらうこともできます。

生前整理業者に依頼するメリットデメリットは以下の通り。

着物だけでなく身の回りのもの全般を含めて整理するのであれば、生前整理業者に依頼するのが良いでしょう。

ただし生前整理をメインに行っている業者は、専門性が低い場合が多く、必ずしも着物を正しく査定してくれるとは限りません。

その場合、依頼する前に本当に大切なものや高価なものを自分で確保しておいて、それ以外の雑多なものに対して、整理を依頼するのがおすすめです。

寄付をする

売っても値段の付かない着物でも、素材や状態によっては値段がつかないこともあります。

その場合、販路の少ない業者だと着物を処分してしまいますが、もし捨ててほしくない、誰かに活用してほしいというときは寄付をするのがおすすめです。

寄付された着物は、バックや小物などの素材としてリサイクルされたり、日本文化を紹介する時に使われたり、有効活用されます。

寄付を希望するなら、NPO・NGO団体や市民団体、大学に直接寄付をするか、寄付先に伝手のある業者へ買取依頼を出すといいでしょう。

ただし、着物の状態によっては寄付できない場合があります。また、自分で寄付を行う場合は送料などの費用がかかることもあるため事前に確認しておきましょう。

ゴミとして処分する

着物を処分する方法で、ゴミとして処分するのは最も簡単な方法だと言えます。

手間や費用がかからないことが考えられます。家庭ゴミと同じように、袋に詰めて指定の日に出せば完了です。ただし自治体によっては分類が異なる場合があるので注意しましょう。

ただす捨ててしまっては一切お金になりません。

そのためまずは、着物の状態を見てみましょう。明らかに安価な着物や、目立つ汚れやほつれなどがある場合以外は、買取業者に依頼することがおすすめです。

小物や洋服にリメイクをする

小物や洋服にリメイクするメリットとしては、着物を着る習慣がない人にも需要があることです。

着物は一枚の大きな布からできています。そのため、着物を小物や洋服にリメイクすることができます。娘や孫が着物に興味がない場合でも、形を変えることで譲り渡すことができるかもしれません。

デメリットとしては、洋服などはある程度裁縫の知識が必要になってくることや、手間がかかるということです。しかし、裁縫が苦手な場合は、着物のお直しを業者に依頼するという方法もあります。

売却する

状態が良く、価値のある着物の場合は、売れる場合もあります。

もし手元から手放すつもりなら、捨てる前に売却を考えた方がいいでしょう。

ただしひと口に売却といっても方法は色々あります。

リサイクルショップで売る

着物を処分する方法の一つとして、リサイクルショップで売ることも一つの方法です。

しかし、リサイクルショップは様々な物をまとめて査定してくれます。そのため、雑多な物をリサイクルショップの査定に出して、まとめて処分する時に利用するのがオススメです。

中には生前整理を行っている業者もあるので、自分の依頼したい内容で店を選びましょう。

ネットオークションやフリマアプリで売る

ネットオークションとは、オークション制度を利用したネット上の取引です。オークションでは、期間をもうけた上で、出品した商品を購入したい人たちが値段つけて競り合います。

フリマアプリは、ネットオークションとは少し違い、出品者が決めた値段や条件で売ることができるシステムです。

ネットオークションもフリマアプリも、自分の希望価格からスタートすることができます。また、自分にとっては価値がないものでも、コレクターにとっては価値のあるものかもしれません。そのため、思わぬ値段がつく商品もあります。

一方で、需要がないと売れません。着物の場合、成人式や卒業式の振袖のような着物は需要があることが多いですが、売れるまで保管しておく必要があったり、郵送の準備をしたりなど、手間がかかります。

【おすすめ】着物買取専門店に売る

着物の処分でおすすめは着物買取専門店に売ること。やはり、着物の正しい価値を知っている人に買い取ってもらうのが一番です。

査定に料金がかからないところがほとんどなので、まずは自分の持っている着物がどれくらいの価値があるのか判断してもらうとよいでしょう。

いくつかおすすめの着物買取業者を紹介します。

バイセル

バイセルの基本情報
キャン ペーン	最大現金10万円 プレゼント ※5,000円以上の買取 （抽選5名/宅配は対象外）
買取方法/ エリア	出張買取：全国 持込買取：13か所 宅配買取：全国 (一部離島除く)
申込方法	インターネット 電話
受付時間	24時間365日 （訪問は9時～17時）
買取額の 支払い	出張買取：その場現金 持込買取：その場現金 宅配買取：約2営業日以内銀行振込
公式サイト	公式サイト

バイセルは2年連続「出張買取顧客満足度一位」の実績ある着物買取業者。

全国対応の出張買取がメインで、北海道から沖縄まで最短即日で査定をしてくれます。

出張費や査定料は当然無料で、少量の着物でも査定が可能。逆に大量に着物を売りたいときも、着物専用倉庫を持っているバイセルならば無料で引き取ってもらえます。

ただし持ち込み買取の場合、当日持ち込み可能な店舗数は、名古屋栄セントラルパーク店、横浜元町店、有楽町店、東京本社（要予約）の4店舗と少ないので要注意。

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➡着物買取「バイセル」の評判や詳細

福ちゃん

福ちゃんは600万件もの買い取り実績のある着物買取店。

出張、宅配、持ち込みの買取査定が可能です。ただし店舗数は少なめでエリアが限られているため、店舗の無い地域では出張買取か、宅配買取を選ぶようにしましょう。

また、メールやLINEを使った簡易査定もできるので、実際の査定を依頼する前に目安を知りたい、他の業者との見積もりを比較したいというときにも便利に使えます。

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まとめ

着物を生前整理する方法についていくつか紹介しました。

処分方法によってそれぞれメリット・デメリットがあります。着物の状態などを見きわめた上で、適切な処分方法を検討するのが良いでしょう。

また、業者に依頼する場合は信頼のおけるところに依頼しましょう。着物の価値を知っている専門業者に依頼すると安心です。